さて、プロテインを少し理解できたところで、「実際にどう摂取すればいいのか?」という点を解説していきます。
が、その前に、プロテインを飲む目的の整理をしましょう。
なぜプロテインを飲むか、という点については様々な意見がありますが、
特に多いのは、「ダイエットをしたいから」と「体つきを良くしたい」という2点がほとんどです。
ここでは、目的別におすすめの飲み方をご紹介いたします。
プロテインでダイエットをしたい場合の飲み方
ダイエットをしたい場合は、意外とシンプルです。
夕飯のご飯を半分にして、プロテイン(1食分)を飲む
これだけです。
基本的には、この方法でダイエットが数キロ程度であればうまく進むと思います(※個人差はあります)。
ダイエットで大切なのは、いきなりなんでもかんでもやらないことです。
多くの人がやってしまいがちな失敗例が、「よし!ダイエットをするぞ!」と思い立ち、
「朝30分ウォーキングするぞ」や「夜のご飯は全部やめる!」などと、一気に複数の対策をしてしまうことです。
この方法は確かに一時的に見たら体重が減りますが、続きにくく、リバウンドもしやすいのであまりおすすめしません。
おすすめのダイエット方法は、手持ちのカードを順番に切るように、徐々にダイエットに取り組むことです。
この方法だと続きやすく、またリバウンドがしにくいのが特徴です。
がっしりした体つきにするためのプロテインの飲み方
それでは、次に『体格を良くしたい人向け』のプロテインの飲み方を説明します。
まず最初にお伝えしなければいけないのは、筋肉をつけるには、「トレーニングが絶対に必要」ということです。
トレーニングで筋肉に刺激を与えることで、筋肉を作るためのホルモンが分泌されます。
そして筋肉が作られるタイミングで、素材となるタンパク質の必要になるのです。
つまり、体を作るのであれば、「トレーニングとタンパク質摂取はセット」ということです。
さて、それでは実際にどれだけのタンパク質を摂取するべきか、計算していきましょう。
運動をしている成人の、1日に摂取したほうがいいとされている、タンパク質量は
体重(kg)×2gが目安と言われています。
例えば、体重が70kgの男性の場合は
70kg×2g=140g
という計算になります。
これは、牛肉にするとだいたい700gです。これだけの量を毎日摂取するのは、経済的な面でもあまり現実的ではないですね・・・。
さらに、タンパク質が不足してしまうと、筋肉がなかなかつかず、最悪の場合は減ってしまう可能性があります。
がっしりとした体格を目指しているのに、逆に筋肉が減ってしまう・・・
そんなことにならないように、しっかりとプロテインを補給してタンパク質を摂取しましょう。