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スポーツ栄養学
バドミントン

競技特性

・運動量が多い

・一日に複数回試合を行うこともある

相手のコートにシャトルが落ちるように狙って打ち合う、屋内で行われるスポーツの中でも比較的運動量の多い競技です。その運動量はバスケットボールやサッカーにも匹敵すると言われています。また、選手が繰り出すスマッシュは強烈で、その素早い攻撃に追いつくためのスピードや集中力も求められます。

バドミントン選手が目指す身体

・強烈なスマッシュを打ち込むための「パワー」

バドミントン選手の繰り出すスマッシュの速度は新幹線に並ぶとも言われており、その強烈なスマッシュを打てるだけの筋肉量を選手は求められます。

求められる能力

・相手の攻撃に反応し、打ち返す「瞬発力」

・シャトルの素早い動きをとらえる「動体視力」

・何試合もこなす「スタミナ」

激しいフットワークをしながら相手の攻撃に反応し、身体を動かすバドミントン選手は瞬発力が必要です。また、コートでシャトルを見逃さない動体視力の良さはバドミントン選手にとって有利な武器となります。

バドミントンは1日で最大4~5試合出場することがあります。その分疲労を回復し、コンディションを整えて万全な状態で試合に臨まなければなりません。疲れに負けない強い身体を目指しましょう。

バドミントン選手の身体を作る食事

・アスリートに欠かせない5大栄養素を食事で補う

・瞬発力・俊敏性に働きかける食事

・疲労を回復し、持久力を養う

・試合の間に栄養・水分補給をしっかりと

運動量の多いバドミントンは、エネルギーの消耗も激しく、3食欠かさず食べることは勿論のこと、1日に何試合もこなさなければならない日は、試合の間に消化の良い糖質などを摂り、エネルギー切れを防ぐこともポイントです。体育館の閉め切った環境で行われるので、脱水症状には十分に気を付けなければなりません。

バドミントン選手に必要な栄養素

・基本は五大栄養素

アスリート共通の食事のコツです。様々な食材から摂るようにしましょう。

瞬発力・俊敏性を養う

・カルシウム・マグネシウム 

カルシウムには神経の伝達物質の働きを調節する働き、マグネシウムには情報伝達物質の量をコントロールする働きがあると言われています。いずれも神経の働きには欠かせない栄養素です。

カルシウムが多く含まれる食材・・牛乳、ヨーグルト、ひじき、魚、小松菜、青梗菜など

マグネシウムが多く含まれる食材・・アーモンド、大豆、干しエビ

力強いプレーのための身体作り

丈夫な筋肉をつけること、骨を強くして身体の基礎をしっかりと作ることが大切です。

たんぱく質

筋肉だけでなく、骨や内臓、血液、神経などの材料となるたんぱく質は日々筋力トレーニングや持久力トレーニングに取り組むサッカー選手は多めにとる必要のある栄養素です。

ビタミンB6

たんぱく質を代謝させるのに必要な栄養素です。

食材・・鶏ささみ、マグロ、ピーマン、にんにく、バナナ

疲労を回復し、持久力を養うには

運動量の多いバドミントン選手は試合中や、試合間の空いた時間に糖質や汗で失われたミネラルを水分と補給することで、エネルギーの消耗を軽減させることが大切です。試合時にベストな状態で臨むためにも、日頃から練習の疲労を翌日に持ち越さないように、しっかりと食事・休養を摂り、疲れに負けない身体を目指しましょう。

・糖質

試合の日など、固形のものを口に入れることが難しい場合は糖質の入ったスポーツドリンクで、水分と一緒に糖質を補いましょう。

・ビタミンB1

糖質をエネルギーに変えるときに必要になるビタミンです。バドミントン選手にとってはリカバリーにも関わる重要な栄養素の一つです。不足すると食欲不振や倦怠感、疲労が抜けにくくなるので積極的に摂るように心がけましょう。

食材・・豚肉、うなぎ、アーモンド、焼きのり、など

 

・クエン酸

エネルギー代謝の中心になる役割があります。柑橘系の果物や食酢に含まれています。食酢の酸味が食欲の増進に繋がり、食の細くなる夏の時期には酢の物や南蛮漬けなど、酢を料理に使うことで夏バテ防止も期待できます。

・BCAA

必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンの総称です。傷ついた筋肉の修復や、疲労物質の発生を抑えて疲労軽減にも効果的です。また、運動中にもエネルギー源として活用されるので、粉末のサプリメントを溶かしてスポーツドリンクのように摂るなどして、積極的に補給を心がけましょう。

食材・・牛肉、牛乳、卵

こまめに水分補給をし、脱水を防ぐ

おおよそ体重の2%の水分を失うと、試合中のパフォーマンスが低下すると言われています。汗をかくことによって体温を調節し、血液の循環を円滑に行っているため、身体の水分が足りなくなると、これらの動きに影響が出ます。また、汗によりやミネラルも流れるので、足のつりにも注意しておきたいところです。炎天下で競技が行われる場合は特に気を付けるようにし、水分補給の際にはスポーツドリンクも活用し、水分と一緒に失われたミネラル(カリウム・カルシウム・ナトリウム)を補給しましょう。練習中はこまめに水分を補うなど、こまめに補給しましょう。

カリウム・カルシウム・ナトリウム

筋肉の収縮時にも必要なミネラルです。

 

まとめ

 

・1日に複数回試合をこなすスタミナ・リカバリー力が必要

・相手の攻撃に反応する瞬発力・俊敏性を養う

・水分と一緒にミネラルを摂り、疲労を回復させる

比較的、身長や体つきなどのアドバンテージがなく、様々な年代に親しまれる競技だからこそ、瞬発力・集中力・機敏性・持久力など、身体の持つ全体的な機能の高さが求められます。普段の練習が大切なのは勿論のこと、普段の食事の積み重ねがバドミントン選手の身体を作っています。

日本を代表する選手も日々の食事と向き合い、自分に足りない栄養素はサプリメントやスポーツドリンクで摂るなど、自分が口に入れるものに意識を向けています。屋内で激しく動き、エネルギーの消耗の激しいバドミントン選手はエネルギーだけでなく、アミノ酸やビタミン・ミネラルの補給を上手く行うことは、常にコンディションを整えることに繋がります。沢山試合がある日は疲労を怖がらず、いつでもフルパワーで臨みたいですね。ビーレジェンドはあなたの「全力プレー」を応援しています。

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