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ひげセンセの筋肉教養講座ー第5回

ビーレジェンド商品に同梱される【リアスタ通信】に連載されており、初心者から上級者まで大人気の「ひげセンセの筋肉教養講座」のバックナンバーを掲載!外科医でありながらコンテスト優勝経験もある浅見先生の記事は勉強になること間違いなし!

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食べたものが細胞に取り込まれ出て行く仕組み

飽食の時代。手軽に安く短時間で食べ物が手に入る。

長く続く平和な時間と知恵が、「一応」安全な食品の流通システムを造ってくれている。その時間が永遠に続くのか、戦争や災害で一瞬に破壊されるのかわからない。繁栄を誇った生き物たちも一瞬で消え去った事を化石は語っている。

生物は生きるために食べる。食べて命を残す。食べて命を繋いでいる。いつ、何が起こって食べられなくなったとき、蓄えようとするのが基本。危機管理システムは「とにかく蓄える」方向が主役。なぜなら、ヒトなら60兆個もあると言われる細胞集団を、休み無しで「養わないと」いけない。このために、卵の時代から長い年月をかけて創り上げたインフラを最大限活用する。

細胞レベルでは、油で造った膜にいくつかのたんぱく質と糖を「漂わせ」、外から必要な栄養物を分子として飲み込む。飲み込んだものを、核の命令で、たんぱく質を造って行く。造られたたんぱく質は、細胞のゴミとともに、やはり膜から外に出される。

それぞれ必要なもの、不必要なものが流れて行く路が血管やリンパ。流れを造るためにポンプが必要となり心臓ができる。似た細胞が集合して、肝臓や腎臓、筋肉などの臓器となり、それらをコントロールするセンターとして脳や脊髄が生まれて来る。ナノレベルの分子から、ミクロレベルの細胞、マクロレベルの臓器まで階層ができてくる。

一方で、大小問わず、自分より強いものに、ヒトも「襲われ」食べられる危機もある。微生物は皮膚や粘膜の細かな傷から身体に「絶えず」進入している。血管の壁をくぐり抜け、細胞の間を監視し、すぐさま、応援部隊を呼び込む免疫システムは、背骨を持つ動物が最も高度に発達させている。皮膚や粘膜、あるいは臓器に大きな傷ができるとすぐに、血液は固まり、とりあえず栓をして、そこにたくさんの細胞が集まって来てパテ埋めして修復していく。

これらすべての作業が「意識しないうちに」行われている。しかも、ある温度の下で、という条件が付いているので、温度(体温)を維持するためいつも「待機」状態にして暖めておく。これらには莫大なエネルギーが必要になる。だから、ヒトは、動物を家畜化し、植物を農業化して、飢餓に備えた。

脂肪は大切な栄養素でありエネルギーの貯蔵庫

動物は、少しでも食べたものを蓄えておかないといけないので、食べたものを脂肪にしやすくする経路を発達させた。飽食の時代にすぐ太るのは当たり前なのだ。

脂肪は、ホルモンの主材料。ホルモンは、遠く離れた臓器間のメールとして、発育や次世代への交配としてなくてはならないもの。脳や脊髄は脂肪に浮いているからこそ、神経の伝達が早くなる。固い臓器同士が当たっても傷つかないため、筋肉や骨を守るためのクッションとしても必須。骨同士が当たって軋まないように関節を保温し守るためにも必要不可欠。お腹の出ている時のほうが、スクワットの高重量ができるのも、多くの格闘家が、少し丸みを帯びた体つきなのも、水泳選手が血管バリバリでないのもそのため。細胞そのものの膜もほとんど脂肪でできている。

砂糖や、精製した油は、調理という文化ができてきてから身体に入って来た「新参者」。だからこれもすぐに脂肪として蓄えてしまう。

体脂肪を燃やすためにはどうしたらいいのか

腹筋を割りたい、腕のタルタルやお尻のたるみを取りたいなら、まず、カロリーをどのくらい摂取してきたかを振り返る。

しかも、精製した物より、形あるものを咀嚼して取り入れることが必要だ。咀嚼することで、咽、食道、胃、消化器システムを始めとしたたくさんの臓器が「基本設定」通りに順番に動作するし、その行程そのものにたくさんのカロリーが消費される。

これにトレーニングという筋肉組織に強い負荷が加わると、まず、しっかり動いている筋群の近くの脂肪が燃えて来る。すべての骨格筋は「意識できる」ようになっているので、注意深いトレーニングの継続は、その場所の脂肪組織を必ず燃やしてくれる。筋肉に耐久力はなく、すぐ疲労する。だから負荷が強くなればより強くなろうと変化しようとする。そのために余計なエネルギーが必要となる。何百回も何時間も同じ種目を繰り返しできることは、筋肉の刺激になっていない。どこか別のパート、筋肉ではなく関節に「逃がしている」。その場所の変化を求めるなら、短時間でいかに疲労強度を挙げるかの大切さがここにある。30分有酸素運動をするよりも、同じ時間、1箇所でも良い、強度の高い筋トレをした方が明らかに効果的だ。脂肪はなるべく動きの少ない場所に逃げて行く。自分の身体を見つめて、友人に見てもらってたるみや緊張感の抜けている場所をマシンやフリーウエイトで刺激していこう。

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筆者 プロフィール 

ひげセンセの筋肉教養講座

浅見尚規(あさみなおき) 昭和32年生まれ 

宮崎市在住

経歴:昭和57年宮崎大学(旧宮崎医科大学)医学部卒業 

専門分野 脳脊椎脊髄外科

昭和57年からボデイビルを始める。ミスター東九州、ミスター広島(いずれもNBBF)優勝、NGAマスターズ優勝(USA)のタイトル 41歳で競技引退

平成25年まで某ボデイビル月刊誌にて連載 筋トレセミナーを各地にて開催

その他、三輪書店、メディカルビュー社から外科手術用教科書執筆(共著)

趣味:ボデイビルトレーニング、筋トレマシン収集、読書、ピアノ

  • 記事を書いたライター
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