皆さんは高重量を扱うトレーニングを行う前にストレッチをされていますか?
「ストレッチをトレーニング直前に行うと、その後のパフォーマンスが落ちる可能性があるので行わない」という話を聞いたことがあるかもしれませんね。
今回のブログ記事では、高重量トレーニング前にストレッチを行うデメリットとメリットを解説していきたいと思います。
動画でも詳しく紹介しているので、是非ご視聴ください▼
ストレッチのデメリット
静的ストレッチをトレーニング直前に行うとパフォーマンスが落ちるのは間違っていません。
それは身体の筋肉が柔軟性を持つことによって「筋トレ時の最大筋力と最大出力が落ちる」からです。
最大筋力と最大出力を伸ばすためには、通常のコンディションからトレーニングをした方が現在の筋肉量で身体を鍛えることができます。
確かに、静的ストレッチは身体の柔軟性向上には効きますが、筋力を最大に伸ばしていくうえでは妨げになることがあります。
しかし、静的ストレッチをトレーニング前に行うメリットも存在します。
ストレッチのメリット
①ケガを予防できる
ゆっくり時間をかけてストレッチを行うことで柔軟性が不足している筋肉に効かせることができます。
たとえば、ベンチプレスでトレーニングをされているときに「背中が硬くて胸を張れない」や「大胸筋が硬くて肩が前に入る」で悩まされたことはありませんか?
ベンチプレスで硬い背中の筋肉や大胸筋を引き伸ばすことで最大出力を上げることができます。
しかし、これは無理やり硬い筋肉を引き伸ばすことになるので怪我のリスクがあります。
ストレッチを直前に行うことで筋肉に柔軟性をつけて怪我のリスクを下げるので入念に行いましょう。
特に身体が硬くて不安な方は重量トレーニングの直前にどこか硬いところは無いか確認して行うのがおすすめです。
②多関節種目に効く
多関節種目など全身を連動させるトレーニングを行う上で柔軟性は必要です。
身体が硬いままだと全身をうまく連動させることができません。
うまく連動させるためにストレッチの機会を設けて柔軟性を身につけるようにしましょう。
おすすめのストレッチ方法
最大出力を伸ばすことにフォーカスを当てたトレーニングを行いたい方は
高重量トレーニングを行わない日にゆっくりストレッチを行う日を設けることをおすすめします。
ストレッチを行うときは「トレーニングをする上で適正な可動域が取れているか?」を意識してください。
たとえば、ベンチプレスのときはバーだけの重さで筋肉が無理やり引き伸ばされているように感じたら柔軟性が足りていないサインです。
柔軟性が足りていないことに気づいたらトレーニングは一旦中断して、ゆっくりストレッチを行ったり、マッサージガンなどで硬い筋肉をほぐすようにしましょう!
また、トレーニング前のアップのときでも柔軟性が足りていない、今日は可動域がいつもより狭いと感じたらストレッチタイムを設けたり、ストレッチの日の時間を長くしたりしましょう。
さいごに
トレーニングは日々の積み上げです。
ストレッチは最大出力や最大筋力の出力を妨げるので、自己ベストを狙う大会直前は避けることをおすすめします。
しかし、普段は柔軟性を身につけるのとけが予防の面でトレーニング前にしっかりストレッチを行うようにしましょう!
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