お腹周りにつく内臓脂肪を燃焼させるために「食事制限」「腹筋に負荷のかかるトレーニング」をとり入れる方は多いのではないでしょうか。
確かにこれらの方法はダイエット方法の一つとして間違ってはいませんが、とある栄養素を食事から摂ることで内臓脂肪の燃焼を加速させられることはご存じでしょうか?
今回のブログ記事では、内臓脂肪の溜め込むデメリットや燃焼させるために必要な栄養素とおすすめの摂り方を紹介していきます。
内臓脂肪を溜め込むデメリット
内臓脂肪が過剰に増えてしまうと浮き輪肉ができるだけでなく、動脈硬化や糖尿病を発症するリスクが高くなります。
内臓脂肪は身体のエネルギーが不足した時に素早く「エネルギー源」として変換される面では生命活動として大切な役割を果たしています。
しかし、現在は「飽食の時代」なので普通に生活を営んでいく上で「エネルギーが不足する」状態が起こる可能性は低いでしょう。
むしろ、多忙などの理由で食事のバランスが崩れてしまい、「糖質脂質過多」の食事内容が続き、無駄に内臓脂肪がついてしまう可能性の方が高いのではないでしょうか?
内臓脂肪を過剰に溜め込むと、生命活動や生理機能に必要なホルモンが異常に分泌されてしまい、身体に負担がかかります。
たとえば、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌している膵臓の周りに内臓脂肪を溜め込むとインスリンが分泌されづらくなってしまいます。
そのため、血糖値がコントロールできなくなる糖尿病、過剰量の血中の糖がコレステロールに変換され動脈硬化や高血圧を起こしてしまうリスクが高くなります。
このように、内臓脂肪を溜め込むことは見た目を悪くするだけでなく、健康面にも悪影響を及ぼします。
内臓脂肪を燃焼させる栄養素「タウリン」
魚介類や軟体動物に含まれている「タウリン」は内臓脂肪を燃焼させるサポートをします。
タウリンの構造は体内でたんぱく質が分解された後に生成されるアミノ酸の構造と似ていると報告があります。
私たち人間の体重の0.1%はタウリンが占めており、心臓や肺、肝臓の骨髄に存在していると言われています。
また、タウリンは体温上昇や脂肪燃焼に関与している脂肪組織を活性化させ、消費エネルギーを向上させる役割を持っています。
このようにタウリンの「抗肥満作用」によって血圧や血中コレステロール値を下げることができます。
「浮き輪肉」で悩んでいる方は是非タウリンを積極的に摂る食生活にしてみてはいかがでしょうか?
おすすめの摂り方
タウリンは魚介類や軟体動物に豊富に含まれているので普段から魚を食べられている方は食事から手軽に摂ることができます。
また、タウリンは熱に強い水溶性の栄養素なのでスープ状の魚介料理メニューにすると余すことなく摂れます。
しかし、魚介アレルギーで食べられない方も一定数いらっしゃると思います。
そのような方は市販のサプリメントや栄養ドリンクから摂ることをお勧めします。
しかし、市販のものを選ぶ際はカフェインや糖質の含有量、カロリーが一食あたりどれぐらいなのかダイエット中の方は確認するようにしましょう。
タウリンの一日の推奨摂取量は300mgでこの量を摂ると生活習慣病の予防が期待できると言われています。
摂り過ぎてしまっても水溶性なので体外に排出されるので「摂り過ぎたことによる健康上の身体リスク」に関しては報告がありません。
さいごに
今回のブログ記事の内容を以下のように三つにまとめます。
- 内臓脂肪を溜め込むことによって生活習慣病のリスクが上がる
- 魚介類や軟体動物に豊富に含まれている「タウリン」を摂ることで内臓脂肪の燃焼効果が加速する
- 魚介アレルギーを持たれている方はタウリンを含むサプリメントで補給できる
内臓脂肪の数値が気になる方は食事の栄養バランスを意識しながら「タウリン」を積極的に摂って経過観察していきましょう。
あなたの「浮き輪肉」を食事から縮ませていきましょう!
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