ベンチプレスでケガをしたときのおすすめの対応策を知りたい
ケガをしたらまずなにをすればいいの?
今回はそんなあなたのお悩みにお答えします。
いつもビーレジェンドをご愛用いただきありがとうございます。ビーレジェンド大林です。
今回は、
「ベンチプレスの調子が良かったのですがケガをしてしまいました。これを乗り越えるためのアドバイスをお願いします」
とご質問をいただきましたので、これにお答えします。
ベンチプレスはケガしやすい種目
トレーニング中にケガをしたり関節を痛めたりした経験がある方も多いと思います。
特によく目にするのが、質問者様のようにベンチプレスでケガをするケースです。
【ビッグ3】のひとつであり、特に男性には人気の種目であるベンチプレス。
高重量で上半身の筋肉を鍛えられるため効率よくトレーニングできる代表的な種目ですが、その分関節にかかる負荷も大きくなるため、ちょっとしたフォームの乱れがケガに繋がってしまいます。特にベンチプレスは肩甲骨周りの筋肉や肩のインナーマッスルである「ローテーターカフ」にもかなりの負担がかかります。これらの小さな筋肉は意識して鍛えなければなかなか強くならず、ベンチプレスばかりやっていると引力がアンバランスになるためケガのリスクが上がってしまいます。
フォームや筋力バランスに問題がなかったとしても栄養摂取や休息が不十分で疲労が蓄積しているとケガをすることもあり、細心の注意が必要です。
ケガをしたらまずは診察を受けよう
注意していたけどケガをしてしまった、ということもあると思います。
違和感のような軽い痛みからしばらく腕が挙がらないほどの強い痛みまで程度は様々だと思いますが、ケガをした場合、まずは整形外科でレントゲンやMRIでの診断を受けることをおすすめします。
「忙しい中わざわざ時間をつくって病院へ行くのは面倒だし、しばらく休めば痛みも和らぐだろう」
と思って通院しない方も多いでしょう。
しかし大した痛みでなくても思わぬ大けがをしていたり、正しく治療しなければ後遺症が残ったりしてしまうケースもあります。整骨院や整体では診断は受けられないので、(ケガをしたな)と思ったら安静にして、面倒でも診察を受けるようにしましょう。
ビーレジェンド大林の体験談
私はベンチプレス中に肩を痛めたことがあり、我慢すればトレーニングはできる程度の痛みではありましたが「念には念を入れて」と思い整形外科を受診したことがあります。
その結果、肩周りの筋肉が神経を圧迫して痛みやしびれを生じる【胸郭出口症候群】と【亜脱臼】を併発していることが判明したのです。
そのままトレーニングを続けていた場合、さらに悪化して手術が必要になる状態だったと医師から説明を受け、病院へ行って本当に良かったと思いました。
このように、痛みの程度にかかわらず、まずは痛めた部位がどのような状態になっているのか診てもらうことをおすすめします。整体や整骨院では触診などで施術者が判断することはあってもレントゲンやMRIで関節の状態を見て診断することはできません。
トレーニングができるなら種目やフォームの変更を検討しよう
そのうえで医師からトレーニングを行っても大丈夫と言われた場合でも、痛みの出ない種目やフォームへの変更を検討したほうがよいでしょう。
例えばベンチプレスで肩が痛む場合、【ダンベルベンチプレス】でしたら肩への負担を減らすことができますのでぜひ試してみてください。
【ダンベルベンチプレス】の動画はコチラ⇒
さらに、両手を向かい合わせにするようにダンベルを持つ【ニュートラルグリップ】で行うと、より肩への負担を減らすことができます。
これはベンチプレスに限らずショルダープレスにも当てはまりますので、肩に違和感がある方はショルダープレスにもニュートラルグリップを取り入れてみてもよいかもしれません。
まとめ
- ベンチプレスはケガしやすい種目のため、正しいフォーム、栄養摂取、休息を心がけよう。
- それでもケガをしてしまった場合、痛みの程度にかかわらず安静にして医師の診察を受けよう。
- トレーニングができるなら種目やフォームを変更しよう。
ケガはしないのが一番ですが、時にはどれだけ気をつけていてもケガをしてしまうこともあります。そんな時でも慌てずに、この記事を参考に冷静な対応を心がけてください。