- ボディビルダーはなぜ日焼けをするの?
- フィジーク大会に出たいけど日焼けした方がいいの?
- 日焼けのコツはあるの?
今回はそんなあなたの疑問にお答えします。
こんにちは、ビーレジェンド大林です。
「大会前のボディビルダーはなぜ肌が黒いのでしょうか?」
と質問をいただきましたので、これにお答えします。
ボディビルに限らず、ボディメイク系競技の選手は日焼けやボディカラーリングで肌を黒くして大会に臨みます。
競技について知らない方から見ると異様な光景ですので、なぜみんな日焼けをするのか分からない方も多いと思います。
大会に挑戦したいけど日焼けは必須なのだろうか…と悩んでいる方もいらっしゃるかと思いますので、競技者が日焼けをする理由と日焼けをするコツについて解説します。
日焼けは仕上がった筋肉をステージで見せるために必須
競技者が日焼けするのは、「色黒のほうがカッコいい」というよりは仕上がった筋肉を審査員に見せるため仕方なくやっているという意味合いが強いです。
選手が立つステージは照明がかなり強く、白い肌でステージに上がると筋肉の陰影が飛んでしまいせっかく体脂肪を落としきって仕上げた身体が審査員から見えなくなってしまうのです。
「肌が白い選手は減点」などというルールがあるわけではないので日焼けをしなくてもルール違反ではないのですが、肌が黒ければ黒いほど照明に負けず筋肉のコンディションをアピールできるため、結果的に大会へ出場する選手にとって日焼けは必須といっても過言ではありません。」
そのため選手は減量の頑張りをムダにしないために大会前は日焼けにかなりの時間と費用を費やすのです。
最近は日焼けだけでなくボディカラーリングも登場
少し前まで肌を黒くする手段といえば【日焼け】しかありませんでした。気候が良ければ外で、天気が悪い日は日焼けサロンで…といった具合に外での日焼けと日焼けサロンを併用する場合がほとんどなので、時間も費用もかなりかかってしまっていました。
しかし最近になって様々な団体で身体にエアブラシでカラーを塗って黒くする【ボディカラーリング/スプレータンニング】が認められるようになってきました。費用はそれなりにかかりますし団体公認のサロンでしかカラーリングできないといった制約はあるものの、日焼けのみで黒くするよりもかなりの時間を節約することができるようになりました。
ビーレジェンド大林の日焼け費用
大会前の日焼けにはどのくらいの費用がかかるの?
と思う方もいらっしゃるかと思いますので、私の日焼け費用について参考までにご紹介しておきます。
ボディカラーリングを利用せず日焼けのみで仕上げた年は、週に3-4回日焼けサロンへ行き、それぞれ最低でも1時間は日焼けマシンに入っていたため週に4時間程度は日焼けに時間を使っていました。
これだけ日焼けサロンに通うと費用もかなりのもので、大会前3ヶ月程度で10-12万円ほど使っていたと思います。
カラーリングを利用するようになってからは週3回、1回30分程度に日焼けサロンの時間は短くなり費用も若干節約できるようになりましたが、それでも大会前3ヶ月で8万円程度の費用はかかっていたと思います。
私は元々肌が白く時間をかけないとなかなか黒くなってくれない体質のためこれだけの時間と費用が掛かりましたが、体質によってはもっと安く済む方もいらっしゃるかもしれません。
日焼けのコツ
ボディメイク競技に挑戦したいと考えている方の中にはどうやって日焼けしていけばよいかわからない方もいらっしゃると思います。日焼けにも何点かコツがあり、これを知らないと思わぬ失敗をしてしまうこともありますのでぜひ参考にしてください。
最初は短い時間、弱い日焼けマシンで日焼けする
肌を黒くしようといきなり長時間日焼けしてしまったり強いマシンに入ってしまったりするとやけどのように肌が真っ赤になってしまい、皮膚がむけてしまいます。
皮膚がむけると色ムラができてしまいステージで身体が綺麗に見えないため、面倒でも最初は短い時間、弱いマシンで少しずつ黒くしていきましょう。
日焼け後にしっかりと保湿する
日焼けをすると肌にダメージを与えることとなります。大会に出るレベルで長時間日焼けをすると肌はそれだけ大きなダメージを受けることとなりますので、日焼けをした後はしっかりとクリーム等で保湿をしましょう。
ボディカラーリングをする場合でもなるべく黒く日焼けしておく
ボディカラーリングで日焼けの時間が節約できるとはいえ、全く日焼けをせず下地がない状態ではカラーリングしてもきれいに黒く仕上がらない可能性があります。あくまでもボディカラーリングは最後の仕上げ程度に考えていただき、なるべく日焼けで下地を作っておくように意識しましょう。
ボディメイク競技では筋肉だけでなく肌の黒さも評価に影響するため、選手は日焼けにも時間と費用をかけて身体を仕上げていきます。競技を観戦する方は肌の仕上がりにも注目するとより一層協議を楽しめますし、協議に挑戦しようと考えている方は記事を参考に身体だけでなく肌の色もバッチリ仕上げて大会に臨んでいただければと思います。