ヒゲセンセの筋肉教養講座ー第8回

ビーレジェンド商品に同梱される【リアスタ通信】に連載されており、初心者から上級者まで大人気の「ひげセンセの筋肉教養講座」のバックナンバーを掲載!外科医でありながらコンテスト優勝経験もある浅見先生の記事は勉強になること間違いなし!

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オフシーズンのトレーニング

やるべきことはやり切ったコンテストの結果はとにかく、それまでの準備で心も筋肉も「磨耗」したオンシーズン。緊張の糸が緩むとそれまで気づかなかった痛みにも苦しむ。そんなオフシーズンの医学的見地からの「過ごし方」について説明する。

休ませない

筋肉は動くために存在する。筋肉は神経に支配される、すなわち「脳の奴隷」である。奴隷は自ら動く「つもりはない」、だからすぐ手を抜く。休ませることは奴隷を弛ませること。長年試行錯誤して鍛え上げた神経筋システムは、基本的に生きていくには必要のないものだから、すぐに初期設定に戻る。ではどうするか?

まず、ウエイト、頻度、そして回数のうち一つだけを減らす。胸と腕、背中と肩、そして脚などの三分割なら四分割、あるいは、一日ワンパーツだけでも良い。それだけで、「楽な気持ち」になる。

痛めた箇所を「労わりながら」トレーニングしていく。肩痛に苦しんだシーズンなら、どのような種目があるのか探し求める。体は、腱が切れていない、腫れてこない痛みなら、やり方を変えてみてくれ、という体のメッセージ。フラットベンチに拘らずインクライン、はたまた、フロアベンチで、補助をつけてネガティブのみでもよし。

腰痛や膝痛をこらえながら頑張ってやり込んできたスクワット。ここで、フロントスクワットを始めに取り入れてみる。軽めのウエイトで丁寧にしゃがみこみ、そこから従来のスクワットに入っていく。回数やウエイトはこなせなくても良い。しゃがむという基本を崩していないことが大切。

ベントローで広背筋のストレッチ感は感じられても収縮感が今ひとつのシーズンなら、グリップ幅や順手を逆手に、あるいは、スミスマシンに寄りかかり、とバリエーションを持たせる。

上背部の隆起や密度が足りないと感じていたら、極端なくらい肩甲骨を寄せて軽めに鎖骨あたりに引いてくるローイングをしてみる。オフでも、筋肉に強い異次元の刺激を与え続け「飽きさせない」。休ませるのは皮膚、すなわち日焼けのみ。

考えて食べる

コンテストに向けての食事はワンパターンで不自然。卵の白身やささみが主役で、野菜も過多、強迫観念に囚われてサプリメント錠剤カプセルの山。そうまでしないと脂肪をそぎ落とせない。脳、視床下部でも「不自然な」パターンに慣れていく。視床下部を覆う大脳もまた慣れようとする。だから心は荒んでいく。その設定を元に戻す。

ただし、どんな設定だったかが問題。あびるほど酒を飲み、ファーストフードやお菓子を見境なく食べる毎日なら、せっかくの努力が水の泡になる。脳も弛ませない。戦いはすでに始まっている。体型を崩すのは引退してから。オフシーズンとはいえ好きなものを好きなだけ食べるのは週に一度にすべき。胃腸の粘膜、その壁の筋肉もいつも質の高いものを求めている。

鑑賞して美的表現を身に着ける

無駄な脂肪を削ぎ落とした密度ある筋肉を舞台で表現できなければ審査員も観客も好評価を与えてくれない。そのためには、立つ、歩く「振る舞い」を学ぶべし。骨盤の位置、目線、そして体のひねりによってどう彫刻や絵画モデルがどう立体感を出しているか?バレエや種々のダンスパーフォマンスを観て、手先から足先まで彼らの動きの中の美しさを感じる。軸足の決め方、そうでない脚の「流し方」、上下左右への動線。ポーズ間のプレアクション。調整期にはトレーニングや減量で疲れ果てて鑑賞できずにいた美的感覚を高める時間をすごしてほしい。そして、体幹から「飛び出して」いる腕、脚の存在意味、動きのメカニズム。それらを解剖学生理学書をめくりながら深い場所にある筋群の声を聴いてみるのも良い。知識は力なり。

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筆者 プロフィール 

ヒゲセンセの筋肉教養講座

 

浅見尚規(あさみなおき) 昭和32年生まれ 

宮崎市在住

経歴:昭和57年宮崎大学(旧宮崎医科大学)医学部卒業 

専門分野 脳脊椎脊髄外科

昭和57年からボデイビルを始める。ミスター東九州、ミスター広島(いずれもNBBF)優勝、NGAマスターズ優勝(USA)のタイトル 41歳で競技引退

平成25年まで某ボデイビル月刊誌にて連載 筋トレセミナーを各地にて開催

その他、三輪書店、メディカルビュー社から外科手術用教科書執筆(共著)

趣味:ボデイビルトレーニング、筋トレマシン収集、読書、ピアノ

 

 

 

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