綺麗な肌を手に入れるために意識したい栄養素
マスクをつけることが当たり前になりマスクの摩擦による肌荒れや
また季節の変わり目の気温や湿度の変化からの肌荒れにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
肌悩みのない綺麗な陶器のような肌は多くの人にとって憧れだと思います。
綺麗な肌を手に入れるためには、食生活が重要になってきます。
今回は肌荒れに効果的な栄養素を紹介します。
肌荒れの原因
肌荒れは「外的要因」と「内的要因」が主な原因になります。
①外的要因
外的要因として乾燥や紫外線、マスクなどによる摩擦が考えられます。
②内的要因
内的要因としてホルモンバランスの乱れ、栄養バランスの乱れが考えられます。
「前日に脂っこいものや甘いものを食べた日は肌が荒れている感じがする」など、肌荒れは身体の内側からのサインです。
肌荒れに効果的な栄養素
①ビタミンB2
ビタミンB2は美容ビタミンと言われる栄養素です。
実際に、肌や髪といった美容の面で大きく関わる栄養素になります。
ビタミンB2の主な働きとして「脂質の代謝」があります。
摂った脂質を
- 身体の中で代謝してエネルギーに変換する
- 必要なところに行き渡らせる
といった役割を担っています。
摂った油は身体の内側だけでなく表面の皮脂として現れることもあります。
肌の表面の皮脂バランスを整えたり、乾燥しているときは皮脂を分泌して肌の潤いを保ったりするためにビタミンB2は重要な栄養素になります。
②ビタミンC
ビタミンCには主にふたつの働きがあります。
抗酸化作用
ひとつめの働きは肌の酸化を防止する抗酸化作用です。
肌は外気や紫外線などでダメージを受けています。
そのような肌のダメージや酸化から守るためにビタミンCが働いています。
コラーゲンの合成
ふたつめの働きはコラーゲンの合成です。
コラーゲンはたんぱく質の一種です。
摂ったたんぱく質はコラーゲンとして皮膚、髪の毛、靭帯、腱、骨、軟骨などを構成しています。
このように肌を構成するコラーゲンの生成にもビタミンCが必要不可欠となります。
ビタミンCがないとお肌の潤いを保つ、コラーゲンの生成がうまくできなくなります。
③ビタミンA
ビタミンAは皮膚や粘膜を構成する上皮細胞の形成に関わっています。
皮膚はひとつひとつの細胞が集まってできており、そのひとつひとつの細胞を構成するうえでビタミンAが重要な役割を担っています。
ビタミンAが不足すると肌荒れや口角炎など目に見える場所に不調が表れます。
④ビタミンE
ビタミンEの働きのひとつとして抗酸化作用があります。
また血行の促進にもビタミンEは働いています。
目の下のクマや顔色が何となく悪いといった症状は、血流を促進し血行を良くすることで改善することができます。
血行が良いということは摂った栄養素が十分に体中に行き渡ることにもつながります。
そのため血行を良くすることは綺麗な肌を保つために重要です。
⑤たんぱく質
たんぱく質は肌の材料になっています。
古い皮膚と新しい皮膚は常に入れ替わっています。新しい皮膚を丈夫な肌に作り替えるうえで材料がなければ作ることができません。
コラーゲンもたんぱく質のひとつなので、たんぱく質は肌の潤い、肌の弾力にかかわってきます。
⑥水
栄養素ではないですが水の摂取も重要です。
綺麗な肌を維持するためには体内の水分を入れ替えることがポイントです。
そして、身体の中の老廃物を身体の外に排出するうえで水は必要不可欠になります。
明確な規定量はありませんが1日にコップ8杯分の水を飲むのがおすすめです。
コップ1杯約200mlとすると1日に1.6Lの水を摂取することになります。
1日の流れを8分割にして飲むタイミングなどを定めて日常に取り入れるようにしましょう。
肌に効果的な食材
ビタミンB2、ビタミンB6、たんぱく質は、肉や魚などの動物性の食品でたんぱく質を豊富に含む食材から摂取できます。
ビタミンを取る意識をすると野菜や果物を摂取することをイメージしやすいですが、肉や魚などの動物性の食材から摂れるビタミンもあります。
肌のために野菜や果物ばかりではなくバランスよく肉や魚などのたんぱく質源を取り入れましょう。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは緑黄色野菜や果物から摂取できます。
以上のことから、普段の食事から
- たんぱく質を豊富に含む肉や魚
- 人参、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や果物
の2点を意識して取り入れましょう。
また、水を飲む量を意識すると意外と1日の摂取量が少ないことが多いです。
こまめな水の摂取も慣れるまでは意識して行いましょう。
まとめ
〈肌荒れの原因〉
- 乾燥や紫外線、マスクなどによる摩擦などの外的要因
- ホルモンバランスの乱れ、栄養バランスの乱れなどの外的要因
〈肌荒れに効果的な栄養素〉
①ビタミンB2
脂質の代謝
②ビタミンC
抗酸化作用、コラーゲンの合成
③ビタミンA
上皮細胞の形成
④ビタミンE
抗酸化作用、血行の促進
⑤たんぱく質
肌の材料
⑥水
体内の水分の入れ替え
〈肌荒れに効果的な食材〉
ビタミンB2、ビタミンB6、たんぱく質
肉や魚などの動物性の食品でたんぱく質を豊富に含む食材
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE
緑黄色野菜や果物
以上、肌荒れに効果的な栄養素について紹介しました。
私たちの身体は摂取する食べ物で構成されます。
綺麗な肌を作ること、維持することにおいても摂取する食べ物は大切です。
肌荒れが気になる人は今回紹介した栄養素を意識的に取り入れてみましょう。