早朝に有酸素運動を行うと効果的にダイエットできるのか解説します
以前の記事で、空腹状態と食事をした後で有酸素運動の効率は変わらないと解説しました。
基本的には有酸素運動を実施するタイミングに関わらずカロリーの消費効率は変わらないため、空腹状態だろうが食後だろうがダイエットの効率は変わりません。
では、有酸素運動の時間帯についてはどうでしょうか。
SNSやYouTubeでフィットネスインフルエンサーの投稿を見ていると、朝に有酸素運動を行っているのをよく目にします。
彼らの投稿を見ていると「早朝に有酸素運動を行うと効率よくダイエットできるのかな」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、朝に有酸素運動を行うと効率よくダイエットできるのかどうか解説します。
カロリーの消費効率は時間帯によって変わらない
空腹状態と食後の有酸素運動と同じく、時間帯によってもカロリーの消費効率は変わりません。
そのため、わざわざ朝に有酸素運動を行うメリットはないように思うかもしれません。
朝の有酸素運動はコルチゾールの分泌を抑えてダイエットの効率アップにつながる可能性が
カロリー消費だけ見ると有酸素運動の時間帯は関係ないように感じますが、実は人間の内分泌系の部分で朝に有酸素運動をやるメリットが存在します。
人間にはストレスや身体に与えられたダメージに対抗するホルモンとして、コルチゾールというホルモンが出るようになっています。
このコルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれていて、強いストレスがかかってきたときや身体が疲労したときなどに、そのダメージから身体が壊れないように守ってくれるためのホルモンです。
そのためコルチゾールは人間にとって必要不可欠なホルモンなのですが、ダイエットに対するデメリットとして体脂肪の燃焼効率を悪くしたり体脂肪を身体に体脂肪をため込もうとする働きがあります。
そのため、必要以上にコルチゾールが分泌されると太りやすくなってしまうのです。
更には筋肉量が落ちやすくもなるため、ダイエットと並行して筋トレで身体を変えようとしている人にとっては嬉しくない効果があります。
朝に有酸素運動を行うことで、コルチゾールの分泌を抑えることができるのです。
朝にゆっくりとした有酸素運動でリラックスすることが効果的にダイエットするコツ
コルチゾールは朝起きた直後が一番濃度が上がりやすいタイミングです。
寝ているときは副交感神経が優位に働いていて、身体と神経が落ち着いている状態のためコルチゾールはそれほど分泌されていません。
起床して行動するというときに交感神経が優位になっていきます。
それにつれてコルチゾールの分泌量も増えていってしまうのです。
そのため朝のコルチゾールが増えやすいタイミングでリラックスすると副交感神経が活発になり、コルチゾールの分泌を抑える効果が期待できます。
あまり激しい運動を行うとコルチゾール分泌させるようなストレスとなってしまうため、リラックスしてお気に入りの音楽を聴いたり外の景色を楽しんだりしながらゆっくり有酸素運動を行うのがおすすめです。
まとめ
- カロリーの消費効率は有酸素運動を行う時間帯によって変わらない
- 朝にゆっくりと有酸素運動を行うことでコルチゾールの分泌を抑えることができる
- コルチゾールはダイエットを遅らせる原因となるため、朝の有酸素でコルチゾールを抑えるとダイエットの効率が上がる可能性がある
ぜひこの記事を参考にして、上手に有酸素運動を取り入れてダイエットしてください。