この記事を書いているとき、筆者は飲酒生活10周年という節目である30歳の誕生日を迎えました。
ジムにてトレーニングを始めたのも20歳頃。
トレーニング歴もちょうど10周年ということで、今回は筋トレと飲酒について考えてみたいと思います。
正直な話、トレーニングに勤しんでいる皆さん、もっと言うとボディビルやフィジークなどの競技者の皆さんの中では、お酒を飲む方というのは若干肩身が狭いのではないでしょうか?
かくいう私もボディビルやフィジークの選手とお話しする機会が多いのですが、お酒が好きな方よりお酒は殆どもしくは全く飲まない方の方が圧倒的に多いのです。
今回は、飲酒がボディメイクにとって百害あって一利なしなのかを改めて考えていきたいと思います!
1.筋トレ×飲酒の結論
本記事を書くにあたり、先述の通り、果たして飲酒はボディメイクに対してマイナスなことしかないのだろうかという視点で色々調べました。
しかし、飲酒に対してネガティブな項目は多数見えてくるのに対し、いくら探せど飲酒に対してポジティブな点は見えてきません。
やはり飲酒はボディメイクにとって百害あって一利なしのようです。
飲酒に対してネガティブな項目は以下の通りです。
・筋肉を減らす/筋肉が増えるのを抑制する
ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールというホルモンが存在します。
ストレスを感じた時に分泌され、筋肉を分解する作用を持つのですが、飲酒によりこのコルチゾール分泌量が増加します。
また、筋肉を増やすのにプラスに働くホルモンの中で、テストステロンという男性ホルモンがあります。
飲酒をすることで、このテストステロン分泌量が低下します。
・脂肪がつきやすくなる
ビールやワイン、日本酒等は糖質が含まれており、糖質の摂取過多になる懸念があるほか、アルコール自体に食欲増進効果があり、単純に食べ過ぎを引き起こしてしまいます。
・回復が遅くなる
飲酒をすると眠りが浅くなります。
トレーニングを十分に行い、栄養も十分に摂取したとしても、眠りが浅いと筋肉の超回復が遅れてしまいます。
・筋力が下がる
アルコールは利尿作用があります。
その作用で体内から水分とミネラルが不足します。
水分とミネラルは筋収縮に不可欠なため、飲酒した翌日は筋出力が下がる可能性があり、トレーニングの質向上を妨げる可能性があります。
・集中力が下がる
飲酒をした次の日に、二日酔いが残っているとすれば、頭痛や倦怠感がある上、集中力が低下します。
この状況で強度の高いトレーニングは難しいといえるでしょう。
2.トレーニーは飲酒をあきらめるべきか
飲酒がボディメイクに及ぼす影響はお判りいただけましたでしょうか?
飲酒をしなくて済むのであれば、しないに越したことはありません。
一方で、お酒を飲むことでストレスを発散できるという意見を無視することはできません。
被害を最小限に抑えるとするならば、分泌されているテストステロンを無駄にしないという意味で、トレーニング後の飲酒を避けたり、糖質を制限するという意味でウィスキーや焼酎のような蒸留酒を選んだりという選択も可能です。
結局は自己判断になりますが、お酒を断つことに大きなストレスを感じるようであれば、先述の点を注意したり、量や頻度を見直し足りといった方法で、お酒とうまく付き合うのがベターであるかと思います。
3.まとめ
今回は筋トレと飲酒について考えていきました。
おそらく私はこの記事を書いたからといって、毎週の楽しみである週末の晩酌をやめることはないと思います。
筋トレを楽しみ、お酒も楽しむ。お酒とうまく付き合っていても、筋トレのメリットを十分に享受できるということを証明できるような身体作りを目標としていきたいと思います。