あなたは息抜きの一つとしてタバコを吸っていませんか?
「健康のためにはタバコはやめた方が良いと思うけど、筋肉やトレーニングには大きな悪影響は無いでしょ」と思い込んでいませんか?
喫煙は筋肉やトレーニングにも悪影響を及ぼす可能性が大きいです。
今回のブログでは喫煙によるトレーニングへの悪影響や禁煙のメリットまで紹介します。
トレーニングへの悪影響
まず、喫煙によって「有酸素運動のパフォーマンスが下がる」ことがあげられます。
有酸素運動では食事から摂った栄養素だけでなく、呼吸で取り込んだ酸素も多く使います。
しかし、喫煙が習慣化すると身体に取り込める酸素量が減少してしまうことが原因です。
血管中で起こっているメカニズムを簡単に紹介します。
血管中には酸素を運んでいる「ヘモグロビン」と「ミオグロビン」が存在します。
喫煙すると身体に有害な一酸化炭素が体内に入ります。
「ヘモグロビン」と「ミオグロビン」に一酸化炭素が結合すると酸素の運搬を妨げてしまうため、酸素の取り込み量は減少します。
よって、生産されるエネルギー量も減ってしまうので、有酸素運動の質が落ちてしまいます。
次に、「筋肉量・筋力の低下」があげられます。
タバコを吸うことで有害物質が身体に入るため、身体的なストレスがかかります。
身体はこのストレスに対応するために、ストレスホルモンである「コルチゾール」の分泌が促進されます。
このコルチゾールは筋分解を促進する働きも持っているため、筋肉量や筋力が低下してしまいます。
健康への悪影響
そもそも、喫煙はなぜ身体に悪いといわれているのでしょうか?
まず、喫煙をすることで200種類以上の有害物質が体内に取り込まれます。
その中の60種類は発がん性物質といわれています。
喫煙習慣が原因となる病気は「肺がん」だけだと思われがちですが、ガン全般に関わっています。
また、歯周病など歯の病気も喫煙が大きく関係しています。
このように喫煙習慣は様々な病気の原因になります。
禁煙すると太る原因
「禁煙をすると食欲が増して体重が増えてしまう」と聞いたことはありませんか?
確かに、禁煙をすると食欲抑制シグナルが抑えられるので、食欲が増し、太ってしまう方が一定数います。
しかし、一概に「禁煙によって体重が増えた」=「食べ過ぎによって体脂肪が増えてしまう」ことには直結するとは言えません。
先ほど、「喫煙習慣による筋肉量と筋力の減少」をあげました。
喫煙者と非喫煙者が同じメニュー内容のトレーニングを行うと非喫煙者の方が筋力や筋肉量が増える傾向が報告されています。
また、トレーニングを日ごろ行っていない場合でも喫煙時と比較して非喫煙時のときの方が筋力や筋肉量が増えていた報告もあります。
このように禁煙によって体脂肪の増加による体重増加だけではなく、筋肉量が増えたことによって体重が増えることもあります。
さいごに
今回のブログ記事ではタバコを吸うトレーニングやボディメイクへのデメリットを紹介しました。
しかし、「禁煙による食欲増進でダイエットに支障が出るのでは?」と懸念された方は多いのではないでしょうか?
確かに、摂取カロリーが消費カロリーを上回る日々が続いてしまうと体重及び体脂肪が増加し、ダイエットがうまくいかない原因となってしまいます。
リバウンドを防ぐために、摂取カロリーのコントロールだけでなく、「PFCバランスの意識」や「筋トレに必要なビタミンの摂取」が必要です。
詳細はこちらのブログ記事にも紹介しているので是非読んでみてください!
「PFCバランスとは?」▽
筋トレに必要な各々のビタミンの機能性▽
トレーニングの質を上げるためにも少しずつ禁煙に取り組んでいきましょう!
おすすめ記事▼
飲酒も喫煙と同様、トレーニングの質が落ちてしまう要因となってしまいます。
しかし、「お酒を飲む方法」を工夫することで、トレーニー生活に響くことを防げます!
是非こちらのブログもチェックして「お酒の正しい飲み方」を身につけてください。