痩せるとどんなメリットがありますか?
痩せると内臓脂肪や悪玉コレステロールが減少するので生活習慣病のリスクを抑えたり、皮下脂肪も減少するので様々なサイズの服が着れてファッションを楽しむことができるメリットがありますよね。
しかし、痩せることで「脳」にも良い影響があることをご存じでしたか?
今回のブログでは瘦せることはなぜ「脳」にも影響を及ぶのか詳細を解説します。
肥満が「認知機能の低下」の原因になる
運動不足や肥満が原因となる脳内ストレスはワーキングメモリーや実行機能を司っている海馬や中枢神経に炎症を与えることが知られています。
また、肥満者の多くは栄養バランスが偏っている食事の傾向があり、「第二の脳」と呼ばれている腸内環境にも悪影響を与えます。
腸内環境が乱れると腸内で毒性物質や炎症性サイトカインが産生され、これらは脳と腸を介している血管を通して脳に運ばれて、認知機能に悪影響を及ぼします。
このように「太っていること」は「脳」にも悪影響を及ぼすことが考えられます。
瘦せることで「認知機能を復活」できる
太っていた人でもダイエットをすることによって脳機能を回復させることができます。
たとえば、「地中海式ダイエット」に取り組んだことによって元の体型に関わらず、体重が落ちただけでなく、認知機能が改善したという報告があります。
地中海式ダイエットの食事内容の特徴の一つとして、良質な脂質を摂ることで悪玉コレステロールや酸化ストレスを減らすことがあげられます。
地中海式ダイエットに関する詳細の記事はこちら▽
この効果は「地中海式ダイエット」だけでなく、私たち日本人になじみのある「和食」でも期待できます。
和食の代表的な食材の一つとして抗酸化作用のある「野菜」があるため、酸化ストレスや炎症性物質産生の抑制をサポートしてくれます。
栄養バランスの良い食材「まごわやさしい」の詳細の記事はこちら▽
ダイエット成功の8割は食事量のコントロールが関係するのでまずは「食事内容の改善」に取り組んでみましょう!
「運動習慣」でさらに認知機能向上
運動することで消費エネルギー量が増えて痩せるだけでなく、認知機能も向上させられます。
筋肉を動かすことで、「脳由来神経栄養因子」という海馬が発達するために必要なたんぱく質が分泌されます。
学生時代、運動もできるし勉強もできる「優等生」があなたのクラスにもいませんでしたか?
彼ら彼女の身体の中ではこのメカニズムが発達しているため「文武両道」が実現できたのかもしれません。
よって運動習慣を身につけることで、認知機能を向上させることができます。
ただし、オーバーワークは酸化ストレスを増やし、身体に悪影響を及ぼす可能性が高いので気を付けましょう。
オーバーワークのリスクの詳細の記事はこちら▽
まとめ
今回のブログ記事では主に以下の3つを伝えました。
- 肥満は生活習慣病のリスクだけでなく、認知機能にも影響を及ぼす
- 食事量や栄養バランスを整えたダイエットをすることで認知機能を回復できる
- 運動することによってより認知機能を向上させられる
肥満が原因となる糖尿病患者の認知症になるリスクは健常者の3倍になるとも言われています。
ダイエットは何歳から始めても問題ないですし、早ければ早いほど認知機能を早く向上させることができます!
皆さんも「頭を良くする」ためにダイエットに取り組んでみませんか?
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