【食事で工夫】生理痛を和らげるために摂取したい食べ物とは
生理痛や不安定なメンタル、頭痛やむくみなど生理から生じるトラブルは様々です。
症状には個人差があり、生理痛を和らげるために鎮痛剤を服用されている方もいらっしゃると思います。
今回は、より健康的に生理痛を和らげることができる食べ物を紹介します。
生理のメカニズム
はじめに生理痛のメカニズムについて解説します。
私たちの身体では、妊娠のために子宮内膜が作られます。
生理は、必要なくなった子宮内膜が剥がれ落ちる現象のことです。
その際私たちの身体は筋肉を収縮させることによって、子宮内膜を無理やり外に追いだします。
その筋肉の収縮によって生じる痛みが生理痛です。
筋肉の収縮の強さは個人差があるため、痛みにも個人差が生じます。
生理痛を和らげる効果のある食べ物
〈納豆・ナッツ類・海藻類〉
納豆・ナッツ類・海藻類には、マグネシウムが含まれています。
私たちの身体の筋肉の収縮はすべてカルシウムが引き金となって起こります。
そして、マグネシウムは収縮の程度の調整をカルシウムに働きかけます。
つまりマグネシウムは筋肉が収縮しすぎるのを防いでくれる効果があるのです。
〈青魚、ナッツ類、えごま油、アマニ油〉
青魚、ナッツ類、えごま油、アマニ油には良質な脂質が含まれています。
良質な脂質とは「EPA」「DHA」を指します。
EPAとDHAには
- 生理痛の原因である「プロスタグランジン」の合成を抑制する
- スムーズな排出を促すために血流を良くする
といった効果があります。
〈ほうれん草、赤身肉、レバー〉
ほうれん草、赤身肉、レバーには鉄が含まれています。
生理時は物理的に身体の血流が不足するため「鉄欠乏性貧血」になりやすいです。
また、鉄が不足すると血流が悪くなってしまいます。
つまり鉄には、
- 血流が悪くなるのを防ぐ
- 生理による貧血の予防
といった効果があります。
鉄を摂取するために、鉄分入りの飲料やヨーグルトも簡単に買えるのでおすすめです。
鉄は日常的にも不足しやすい成分なので、日ごろから意識して取り入れましょう。
生理痛を悪化させてしまう食べ物
〈カフェイン入りの食べ物〉
生理痛を悪化させてしまう栄養素としてカフェインがあります。
カフェインは血管を収縮させる効果があるため、血流の排出を妨げてしまいます。
また、カフェインは身体の冷えの原因にもなります。
生理痛には冷えからくるものもあるので、身体が冷えてしまうと痛みが強くなってしまいます。
カフェインの摂取は生理予定日の1週間前から控えるようにしましょう。
まとめ
生理痛を和らげる食べ物
- 納豆・ナッツ類・海藻類
- 青魚、ナッツ類、えごま油、アマニ油
- ほうれん草、赤身肉、レバー
生理痛を悪化させてしまう食べ物
- カフェイン入りの食べ物
以上、今回は生理痛を和らげる食べ物を紹介しました。
生理痛は人それぞれです。
中には、日常生活や仕事に支障が出るほどの痛みを伴う人もいらっしゃるでしょう。
その時は、無理に我慢せず病院の受診や薬の服用を行ってください。
食事でも工夫することで身体の負担を減らし、より健康的に過ごすことができます。
少しでも負担の少ない毎日を過ごすためにぜひ今回紹介した食べ物を食事に取り入れてみて下さい。