ルーマニアンデッドリフトとスティフレッグデッドリフトって何が違うの?
今回はそんなあなたの疑問にお答えします。
こんにちは、ビーレジェンド大林です。
お尻や太もも裏の筋肉(ハムストリング)を鍛えるのに効果的な【ルーマニアンデッドリフト】【スティフレッグデッドリフト】ですが、非常に動作が似ている種目です。そのため中には「どう違うの?」「効果に違いはあるの?」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ルーマニアンデッドリフトとスティフレッグデッドリフトのフォームや効果の違いについて解説していきます。
お尻やハムストリングを鍛える点は一緒
ルーマニアンデッドリフトもスティフレッグデッドリフトもデッドリフトの変形版といえるトレーニングで、ヒップヒンジ(股関節伸展)という動作を通してお尻やハムストリングを主に鍛える種目となります。姿勢を維持するために背中の脊柱起立筋や広背筋といった筋肉も補助的に使われます。
より膝を伸ばした姿勢で動作をするためよりハムストリングを集中的に鍛えられるのがスティフレッグデッドリフト
一見同じような動作に見えるこれらの種目ですが、スティフレッグデッドリフトはルーマニアンデッドリフトに比べてより膝を伸ばしたまま動作を行うのが特徴です。
ハムストリングは股関節と膝関節をまたぐ二関節筋のため、膝を伸ばしたままにすればするほどハムストリングがストレッチされ大きな刺激を受けることとなります。
そのためスティフレッグデッドリフトでは、よりハムストリングに大きな刺激を与えることができます。
逆に、ある程度膝を曲げて動作するルーマニアンデッドリフトではハムストリングが若干緩むため刺激が弱まり、代わりにお尻の筋肉への刺激が高まります。
そのため、お尻とハムストリングのどちらをより重点的に鍛えたいかによってルーマニアンデッドリフトかスティフレッグデッドリフトのどちらを行うか決めるのがおすすめです。
スティフレッグデッドリフトの際は腰が丸まらないよう注意
スティフレッグデッドリフトを行う際はデッドリフトやルーマニアンデッドリフトに比べて膝が伸びるため、上半身を倒していく際に腰が丸まりやすくなってしまいます。
腰が丸まるとハムストリングを鍛えにくくなるだけでなく腰を痛めてしまうリスクも高まるため、上半身を真っすぐに保った状態で行うよう注意しましょう。
ぜひ、この2種目を使い分ける際の参考にしてください。