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私たちが食事を「美味しい」と感じる理由を徹底解剖!

食事を美味しいと感じるメカニズム徹底解剖!!

あなたがこれまでの食事で一番美味しいと感じた食事はいつですか??

高級レストランでの食事、大好きな友達との夜中の食事、人によってさまざまだと思います。

では改めて、私たちが美味しいと感じるのはなぜでしょうか。

数万円のチョコレートは美味しいです。しかし数百円のチョコレートも美味しいです。

今回は私たちが食べ物を美味しいと感じるメカニズムをお伝えします!

「美味しい」のメカニズム

美味しさ=味と考えられます。

しかし「味」とひと言にいってもたくさんの種類があります。

食べ物の業界ではその様々な味は5つの基本味とその他の味に分けられています。

基本味は甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の5つです。

食事 美味しい 味

それに対しその他の味は辛味、渋味、えぐ味の3つがあります。

食事 美味しい 味

これらの味が組み合わされて複雑な味を作り出しています。

味の組み合わせによる効果を紹介します。

味の対比効果

2つ以上の違う味の属性を持つ食べ物を組み合わせた時、どちらか一つあるいは両方の味が強くなる効果です。

例えば甘味と塩味の組み合わせです。

食事 美味しい 味

スイカに塩をかけたりトマトに塩をかけたりした経験があるのではないでしょうか。

スイカに塩をかけるとスイカの甘味が引き立つのは、味の相対効化のメカニズムを利用した効果です。

味の抑制効果

2種類以上の違う味の属性を持つものを組み合わせた時、1つあるいは両方の味が弱くなる効果です。

例えば苦味と甘味の組み合わせです。

食事 美味しい 味

コーヒーに砂糖を入れると単に甘くなるのはもちろん、砂糖を入れることでコーヒーの苦みが弱まります。

味の相乗効果

同じ系統の味を持つ食べ物を2つ組み合わせた時、その味がより一層強調される効果です。

例えば旨味と旨味を掛け合わせた組み合わせです。

食事 美味しい 味

実はかつおだしと昆布だしの合わせ出汁は科学的に理にかなっている組み合わせです。

違う出汁の旨味と違う出汁の旨味を組み合わせることで、より一層深い旨味を生み出すメカニズムを利用した味です。

美味しさに影響を与える要因

美味しさに影響を与えるのは料理そのものの味だけではありません。

例えば、真っ暗な締め切った部屋で最高級ステーキを食べます。味は美味しくても心から料理を楽しめるかという点では難しいのではないでしょうか。

美味しいと感じる理由には「味」や「香り」のほかに料理の「見た目」、「食感」「温度」「音」などの料理のテクスチャも影響します。

サクサクした音、お肉を焼くジュージューした音も食欲をそそる美味しいと感じる要因なのです。

美味しさの4つのタイプ

美味しさには4つのタイプがあります。

①生理的な美味しさ

食事 美味しい 味

身体に必要な栄養素を生理的に欲しくなる現象のことです。

例えば、たくさん汗をかいたときにしょっぱいものが食べたくなる、疲れたときに甘いものが食べたくなるといった状況です。

このように食べたいときに食べたいものを食べるとすごく美味しく感じることがあります。

それは汗と一緒に排出された塩分を身体が生理的に欲していたり、脳をたくさん使ってブドウ糖がほしいと身体が感じていたりと身体の生理現象から感じる美味しさです。

1つ目の美味しさは、身体から食べたいという感情が生まれた時に食べるとすごく美味しく感じる美味しさです。

②文化的な美味しさ

食事 美味しい 味

いわゆる「おふくろの味」などの食べ慣れた味を美味しいと感じる美味しさがこのタイプに当てはまります。

例えば、

関西の人は出汁の風味を活かした薄味のものに、関東の人はこってりソースに美味しいと感じやすいのではないでしょうか。

2つ目の美味しさは、小さい頃から慣れ親しんだ味を美味しく感じる美味しさです。

③情報による美味しさ

食事 美味しい 味

「高級だよ」「期間限定だよ」「数量限定だよ」といったような情報を聞くと美味しく感じることがありませんか??

魅力的な情報を聞くと「え!本当に!?」と思って美味しく感じます。

3つ目の美味しさは、最初に与えられた情報を基にその食べ物を美味しいと感じる美味しさです。

④病みつきの美味しさ

食事 美味しい 味

砂糖や油などを食べた時に、脳が直接快感を覚えるものは身体が必然的に美味しいと感じるといったメカニズムがあります。

例えば、ポテトチップスはいつ食べても美味しく感じたり、一口食べると知らず知らずのうちに一袋食べていたりすることがあるのではないでしょうか。

砂糖や油は栄養素に言い換えると「炭水化物」「脂質」といった人間が生きていくためのエネルギー源となる栄養素です。

つまり身体そのものがエネルギー源となる食べ物を欲していることを表します。

4つ目の美味しさは、人のDNAがエネルギー源となるものを本能的に美味しいと感じて食べたくなってしまう美味しさです。

まとめ

〈味のメカニズム〉

味には甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の5つの基本味と辛味、渋味、えぐ味の3つのその他の味があります。

味は様々な組み合わせによって対比、抑制、相乗効果を生み出します。

①味の対比効果

2つ以上の違う味の属性を持つ食べ物を組み合わせた時、どちらか一つあるいは両方の味が強くなる効果です。

②味の抑制効果

2種類以上の違う味の属性を持つものを組み合わせた時、1つあるいは両方の味が弱くなる効果です。

③味の相乗効果

同じ系統の味を持つ食べ物を2つ組み合わせた時、その味がより一層強調される効果です。

スイカに塩やコーヒーに砂糖など私たちは実はそのような効果を日ごろの食事に取り入れています。

〈美味しさのメカニズム〉

美味しいと感じるのには料理の味や香りのほかにも見た目、食感、温度、音も関係しています。

そして美味しさには4つのタイプがあり、それぞれの理由から私たちは美味しさを感じています。

①生理的な美味しさ

身体から食べたいという感情が生まれた時に食べるとすごく美味しく感じる美味しさです。

②文化的な美味しさ

小さい頃から慣れ親しんだ味を美味しく感じる美味しさです。

③情報による美味しさ

最初に与えられた情報を基にその食べ物を美味しいと感じる美味しさです。

④病みつきの美味しさ

人のDNAがエネルギー源となるものを美味しいと感じて食べたくなってしまう美味しさです。

以上、私たちが美味しいと感じるメカニズムをお伝えしました。

ピンとくるような情報もあったのではないでしょうか。

自分が普段何気なく感じる感情の原因を知ってみるのも面白いかもしれません。

私たちの身体と食事は想像以上に深く関係しています。

美味しい食事を取りたいときなどふとした時に思い出してみてください。

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