¡Hola! ビーレジェンド松永です。
今回のテーマはHIIT(High Intensity Interval Training/タバタプロトコル)です。
名前を聞いたことのある方も、「HIIT?何か熱いものかな?」という方もいるでしょう。
近年流行っているHIITですが、実は「効果がないのでは」という声も上がっています。
結論から言うと、HIITはダイエットとしての効果は薄いです。
今回はなぜHIITは効果がないと言われてしまうのか、ダイエットには不向きと言われる声があるのかを説明いたします!
目次
- HIITとは
- カロリー消費量や脂質の使用割合が低い
- トレーニー・競技者には向いている
HIITとは
最初にHIITの概要を説明します。
HIITはバーピージャンプやスクワットジャンプなどの高強度運動を20秒実施し、その後軽強度の運動もしくはレスト(休憩)を10秒します。
上記を1セットとし、計8セット繰り返すというトレーニングメニューです。
つまり合計4分で終わるので、時間のない方でも採用可能です。
また、長いトレーニングだと集中が持たずにだれてしまう可能性がありますが、HIITであれば短時間のためその可能性も低くなります。
このコロナ禍で自宅でトレーニングをする方も増え、省スペースかつ短時間で行えるという点から、近年トレーニーに限らず一般の方にも広まりつつあるメニューのひとつです。
カロリー消費量や脂質の使用割合が低い
HIITには効果がないと言われる最大の理由は、カロリー消費量や脂質の使用割合が低いためです。
HIITで消費するカロリーはそれほど高くありません。
EPOC(運動後過剰酸素消費量。運動後もカロリーの燃焼が高い状態が続くこと)を加味したとしても、せいぜい合計120kcal程度です。
また、無酸素的な側面が強いトレーニングなので、脂質よりも糖質が使われる割合が大きいです。
よって、脂肪を減らすという意味でのダイエットにはそれほど適していない可能性があります。
つまり、HIITは一日当たりの消費カロリーを稼ぐという面では効果的かもしれませんが、採用する際には脂肪減少とは分けて考える必要があるかもしれません。
トレーニー・競技者には向いている
一方で、HIITはトレーニーや競技者には向いているトレーニングのひとつです。
その理由は、無酸素/有酸素エネルギー供給系を同時に強化できるためです。
私たちは運動時、体内で二つの供給系を同時に使用しています。
具体的には高強度の運動では無酸素系、そして強度が低くなるにつれて有酸素系の使用割合が増えます。
そして、競技能力向上にはどちらも強化が必須のため、高強度と軽強度を繰り返すHIITはその強化において理にかなっています。
なお、その際には腕立てなどの自重トレーニングではなく、ダイナミックな動きを含むバーピージャンプやスクワットジャンプなどを採用すると効果的です。
その理由は、自重トレーニングだとエネルギー供給系を追い込む前に筋肉が疲労してしまい、HIITで鍛えたい供給系を追い込むことが困難となってしまうからです。
まとめ
- HIITは20秒高強度+10秒軽強度orレストを計8セットするメニュー
- カロリー消費量や脂質の使用割合が低いのでダイエット効果は薄い
- 短時間でエネルギー供給系の向上が見込めるのでトレーニーや競技者には向いている
HIITは短時間で実施できるメニューですが、採用するかどうかは各人の目的によって変わります。
ご自身がHIITを採用する場合はぜひ「心を燃やし」、励んでみてください!
非常にきついトレーニングですが、たまにきついトレーニングをするのも逆にリフレッシュになるかもしれません!(?)
では、¡Adios!